B型肝炎ワクチン不足恐れ 10月以降、供給停止で

 厚生労働省は8日の有識者部会で、0歳児を対象とした定期接種などに使うB型肝炎ワクチンが10月以降、不足する恐れがあると明らかにした。2社ある販売会社のうちMSD(東京)が一時、供給を見合わせるため。

 厚労省は、もう1社のKMバイオロジクス(熊本)に増産を要請する方針で「すぐに安定供給に影響するものではない」とした。夏ごろ、改めて部会で対応を議論する。

 MSDのワクチンの供給が止まるのは、原液を作る米製薬会社メルクの工程に問題があり、製造を止めて原因究明するため。国内での販売再開は来年半ば以降になる。

 ワクチンは国内で年350万~450万回接種されている。これに対し、KM社の平成28~30年度の製造実績は年60万~180万回分。厚労省は今後、増産スケジュールを確認する。