書評

『日本の「中国人」社会』中島恵・著 どう生き抜くのか実像に迫る

 日本に暮らす中国人は帰化した人を除き約73万人。鳥取や島根の県単位の人口を大きく上回る。全校児童の実に4割までが中国出身者の子という公立小学校が横浜に実在することなど、著者は丹念な取材で伝え、家族の生き方や考え方まで解き明かしていく。

 数だけではない。ITや金融など「高度外国人材」とされる中国人が急増している現実がある。

 働きづめの厳しい生活を送る中国人も少なくないが、彼らはなぜ日本での生活を選び、いかに生き抜こうとしているのか。数々の中国人の証言から「実像」を浮かび上がらせたのが本書だ。(日経プレミアシリーズ、850円+税)

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