書評

『暴走トランプと独裁の習近平に、どう立ち向かうか?』細川昌彦・著

日本がいま進むべき道を示す

 経済産業省(旧通商産業省)時代に通商交渉の最前線に立ち、現在は中部大学特任教授を務める著者が、米中という2つの大国が国際経済情勢を揺るがす中で日本が進むべき道を示している。

 米国第一主義を打ち出すトランプ米大統領は貿易戦争を継続。習近平国家主席が率いる中国も国家主導の経済運営を強め、西側諸国が重視する自由を重んじる経済秩序に背を向ける。著者が説くのは、米国を国際秩序につなぎ留めつつ、中国経済を徐々に軌道修正させていく戦略の必要性だ。米中と対等な関わりを続ける日本の国際社会での力量が問われる。(光文社新書、860円+税)

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