教育・子育て

脳性まひの16歳、定時制高校へ (下)「壁」は一緒に越えるもの (1/4ページ)

 神戸市立の夜間定時制高校で昨春から2年連続、定員割れの中で不合格となった兵庫県の権田祐也さん(16)は、脳性まひで体を動かすことや話すことができず、知的な遅れもある。最終的に夜間定時制の県立湊川(みなとがわ)高校(同市長田区)に合格したものの、合否判定をめぐっては障害とは切り離せない進学の「壁」があった。特別支援教育が子供が増える中で、小中学校から高校への進学の壁をめぐる課題は何なのか。(西山瑞穂)(上は昨日掲載しています)

 支援学級生徒2倍に

 文部科学省の特別支援教育資料によると、障害に応じた教育を行う「特別支援学校」の平成29年度の在籍者は約14万人。小中学校にある「特別支援学級」の在籍者は約24万人だった。特別支援教育への理解が進み、軽度の知的障害のある子供でもきめ細やかな支援を求めるケースが増えたことなどが要因とみられ、20年度と比べて特別支援学校は約1.3倍、特別支援学級では2倍近く在籍者が増えている。

 進路でみると、中学校の特別支援学級を卒業した生徒のほとんどが進学しており、そのうち特別支援学校の高等部を選んだのは55.1%。半数弱は通常の高校などに進学しており、視覚障害の生徒には問題を読み上げるなど、障害に伴う困難を解消するためのサポートさえあれば力を発揮できる生徒は対等に受験に臨んでいる。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus