教育・子育て

脳性まひの16歳、定時制高校へ (下)「壁」は一緒に越えるもの (4/4ページ)

 3月28日にあった合格発表。校舎の入り口に張り出された合格者の中に、自分の受験番号があることを確認した権田さんは笑顔を見せ、母の由記子さん(43)は「今まで頑張ってきたことは無駄じゃなかった」と涙を流した。

 同校には権田さんの学びを保障する体制づくりが求められるが、兵庫県教委は、県立高ではこれまで前例がなかった看護師配置を含め、「保護者と話し合いながら準備を進めていく。できることはやっていきたい」とする。

 国立特別支援教育総合研究所の齊藤由美子総括研究員は「どんな重度の障害のある子供でも、周囲の人と意思を伝え合い、その子なりの自立と社会参加をすることができる」と話す。その上で「湊川高には大人になったときにどのような生活をしたいかという本人や保護者の願いを大事にして、プラス思考で本人中心の支援計画を立ててほしい。地域の特別支援学校と連携し、一緒に見守っていく態勢をつくることが重要だ」と話している。

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