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赤字問題で民間に委託 徳島阿波おどりで「合同おどり」初披露

 8月にある徳島市の阿波おどりで、阿波おどり保存協会による「合同おどり」が初めて披露される。協会の6つの踊り手グループ(連)が今年、卓越した技量を持つ「有名連」に選ばれたのを機に考案した。連のメンバーは「迫力のある踊りを見せたい」と意気込む。

 「ヤットサー!」「ヤットヤット!」。老若男女が7月、徳島市内の倉庫で元気に声を上げ、合同おどりのけいこに励んでいた。

 阿波おどりでは、14連の千人以上の踊り子による阿波おどり振興協会の「総踊り」が知られ、連ごとに同じ法被や着物を身に着け列になって踊り続ける。一方の合同おどりは6つの連の約340人が参加。総踊りと同様、連ごとに衣装を統一するが、連は関係なく列を組むのが特徴だ。保存協会の事務局長を務める「かずら連」の七條愛連長(45)は「連同士の仲の良さはピカイチ。保存協会を一つの大きな連として見てもらえたら」と話す。

 阿波おどりは徳島新聞社と共催してきた市観光協会の累積赤字が問題になり、今年から民間に運営が委託された。これまで参加費は無料で一部の有名連には出演料を支払ってきたが、有名連以外から参加費を集める方式に変更。実行委員会は定義が曖昧だった有名連について、徳島県阿波踊り協会、阿波おどり振興協会、阿波おどり保存協会の3つの協会に所属する連とした。

 「まさか自分たちが入るとは思わなかった」。保存協会の連は従来「一般連」の扱いだったため、関係者の驚きは大きかった。観客を喜ばせる新たな試みとして合同おどりを考えた。

 合同おどりは8月12~15日の阿波おどり期間中、連日、市役所前演舞場の第2部で披露される。

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