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口元守り、まず屋外へ 1階で火災、上層階で少しでも身を守る手立ては (1/2ページ)

 京都市のアニメ制作会社「京都アニメーション」で起きた放火事件。1階で放たれた火は、またたく間に3階建ての建物に回り、30人を超える犠牲者を出した。ガソリンが使われたこと、らせん階段があったことなどで被害が広がったとみられるが、日々過ごすオフィスや立ち寄った買い物先でも、1階が火元の火災に巻き込まれるケースはゼロではない。そんなとき、上層階でどんな行動を取ればいいのか。少しでも身を守る手立てを専門家に尋ねた。(大渡美咲)

 「煙が部屋に充満してしまうと、濃度の高い有毒の煙を吸って息苦しくなってしまう。煙が少ない時点で素早く動くことが重要」

 こう話すのは公益財団法人「市民防災研究所」(東京都江東区)の坂口隆夫理事だ。

 本来なら火が回っていない階段から避難するべきだが、すでに階段や1階が火に包まれている場合は、とにかく建物の外に逃げることが重要だという。

 坂口理事は「ベランダや屋上などの屋外にいち早く逃げてほしい。2階などの低層階なら、最後の手段として、飛び降りることもありえる」と話す。飛び降りる際は、突起物がないかなど、地面の様子に注意しなければならない。

 一刻も早く逃げる

 今回の事件では犠牲者35人のうち2階以上で31人の遺体が見つかった。死因は焼死のほか、一酸化炭素中毒、窒息などだった。

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