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「世界遺産登録」で情報発信事業に注目 大阪・羽曳野市の古墳講座が人気

 「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」の世界文化遺産登録に伴う記念イベントや古墳群を観光スポットとして活用する取り組みが堺市など地元を中心に次々に企画されているが、登録に向けて地道に続けられてきた情報発信事業も、改めて注目されている。世界遺産登録を目標に始まり通算100回を超えた大阪府羽曳野市の“古墳講座”は、例年定員いっぱいの希望者が集まるほどの人気。「これからも魅力を伝えたい」と継続に向けて意気込んでいる。

 同市による「はびきの市民大学」で、古墳群を「より深く知るための世界遺産講座」が始まったのは平成23年。前年11月に、同古墳群がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産暫定一覧表に記載されたのを受けてのことだった。

 市立生活文化情報センター(LICはびきの)を会場とする同講座は毎年、主に4月から8月ごろにかけて12回ほど実施。1回だけの参加はできず、リポート提出などの条件をクリアすれば「学位記」が授与される。定員の約70人が毎年満員になる人気ぶりで、これまでの9年間で延べ約600人が受講した。

 約70人いる講師の1人で同市教委文化財保護課の参事だった高野学さんは「築造された時代の背景を知ってもらうため、古代史の専門家を呼ぶなど内容は多岐にわたっています」と解説する。

 講座は、同古墳群が築造された時代の朝鮮半島の情勢をテーマにした回もあれば、エジプトなど海外の世界遺産について学んだケースも。こうした百舌鳥・古市古墳群「だけ」に絞りすぎないバラエティー豊かな内容が、人気の理由とみられる。

 世界遺産登録が実現したことを踏まえて、市民大学の事務局は「今後も講座を続けて、古墳群の魅力を発信していきたい」としている。

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