ヘルスケア

がん3年生存率72% 難治性がん対策課題 がん研

 国立がん研究センターは8日、平成24年にがんと診断された患者の3年後の生存率は、がん全体で72・1%だったと発表した。23年の集計(71・3%)からやや改善した。膵(すい)臓(ぞう)がんや胆(たん)嚢(のう)がんの生存率は他のがんと比べると低く、新たな治療法の開発など難治性がん対策が課題となった。

 全国のがん診療連携拠点病院など286施設の患者約34万人を分析。15部位のがんについて、がん以外の死亡の影響を取り除いた相対生存率を算出した。

 今回は比較的患者が少ない胆嚢など4部位の3年生存率を初めて集計。部位別の生存率は、前立腺が99・2%、女性乳房が95・2%と高い一方、膵臓は16・9%、胆嚢は33・4%と比較的低かった。

 21~22年に診断された患者約57万人の5年生存率も公表され、全体の生存率は66・1%(前回65・8%)。部位別(11部位)では前立腺、女性乳房が9割台となったが、肝臓、肺、食道は4割台で、膵臓は9・6%と極端に低かった。

 がんは5年生存率が治癒の目安とされるが、最新に近い治療状況が反映されにくいため、昨年からより新しいデータとして3年生存率の公表が始まった。

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