ヘルスケア

東北大、第一生命、NTTデータが包括協定 地方創生で

 東北大(仙台市)、第一生命保険(東京)、NTTデータ(同)の3者は27日、産学連携によるイノベーション(技術革新)創出と地方創生を目的とした包括連携協定を結んだ。東北大の研究教育の成果、第一生命の保険ビジネスの知見、NTTデータの最先端の情報通信技術(ICT)といったそれぞれの強みを生かし、研究開発や人材育成などに取り組む。

 包括連携では、疾病の早期発見や予防、健康増進などのテーマをプロジェクト化し、生活の質(QOL)の向上や健康寿命の延伸に役立つ研究を行う。また、大量のデータを分析し、ビジネスに生かす「データサイエンティスト」育成のため、教育プログラムを共同開発するという。

 東北大で協定の締結式が行われ、同大の大野英男総長は「われわれの研究データが第一生命とNTTデータの知見で深まり、社会に還元されることを期待している」と述べた。第一生命の渡辺光一郎会長は「新しい時代の産学連携のモデルになるよう努力していく」と話し、NTTデータの本間洋社長は「デジタルとヘルスケアを掛け合わせ、社会課題の解決に貢献したい」と抱負を語った。

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