ヘルスケア

介助費、登院で8時間負担 参議院、れいわ新選組の議員に対応

 参院は2日までに、重い障害があるれいわ新選組の舩後靖彦参院議員ら2人が国会に登院した日は一律1日8時間分の介助費を負担する方針を決めた。先の臨時国会が召集された8月1日までさかのぼって適用される。

 参院事務局によると、2人が国会議事堂や事務所のある参院議員会館に一度でも入れば介助費負担の対象にする。会期中かどうかは問わない。8時間を超えた場合も支給額は変えない。8月下旬に参院議院運営委員会の理事らが了承した。

 難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」患者の舩後氏と重度障害者の木村英子氏は、生活全般を支える「重度訪問介護」を利用し、自己負担は原則1割。だが、議員活動は経済活動と見なされ、公的補助の対象外とされた。参院が当面負担すると決定し、負担範囲を検討していた。

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