趣味・レジャー

外国人観光客、短時間の通過で消費は伸びず 力強さ欠く地域浮揚効果 (1/2ページ)

 外国人旅行者は各地で増えているものの、地域経済の浮揚効果は力強さを欠いている。観光スポットや宿泊施設が少ない地域は短時間で通過され、消費が伸びていないためだ。この状況を脱却する鍵は、駆け足で名所などを回る周遊型の観光から、1カ所にとどまる滞在型への転換。地方では独自の観光プログラムによりリピーターを獲得している例もある。

 宿泊施設が不十分

 共同通信の自治体アンケートで、訪日客による経済効果が「ない」「どちらかといえばない」と答えた市区町村は600余り。「外国人旅行者の滞在時間が短い」(徳島県勝浦町)、「宿泊関連の整備が遅れている」(青森県大間町)といった理由が目立つ。

 滋賀県との境に位置する京都府宇治田原町。府のPR事業でお茶の産地として知名度が上がり、訪日客がやって来るようになった。ただ、ほとんどが日帰りで、土産物の販売もわずか。町産業観光課の担当者は「長時間滞在してほしいが宿泊施設がなく難しい」とこぼす。

 福岡県小郡市は、カエルの石像や置物がずらりと並ぶ寺が韓国のテレビ番組で紹介されて人気スポットに。しかし食事や買い物は隣接する自治体へ流れる。市の担当者は「(福岡や久留米に行く)途中で立ち寄るだけで、市内を周遊してもらう取り組みができていない」と打ち明ける。

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