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朝ドラ、滋賀・甲賀の活力に ロゴマークで特産品PR 

 「焼き物の里」として知られる滋賀県甲賀市信楽町地区を舞台に、女性陶芸家の奮闘を描くNHKの連続テレビ小説「スカーレット」が30日から放送が始まるのを前に、市や地元観光協会、商工会などでつくる「『スカーレット』で甲賀を盛り上げる推進協議会」は5日、ドラマをイメージした土産物や地元特産品のPRに活用してもらうために制作したロゴマークを発表した。

 ロゴマークは甲賀の山々や焼き物の窯の炎をイメージしたイラストの下に、フランス語でスカーレット(緋(ひ)色)を意味する「?carlate(エカルラート)」とキャッチフレーズの「緋色のであい いこうか信楽」の文字が並ぶ。「女性陶芸家らしい、柔らかいイメージに仕上げた」(推進協議会の担当者)といい。

 ロゴマークが使用できるのは原則として市内の事業者に限定する。使用料は無料で、利用するには推進協議会の許可が必要になる。

 市はロゴマークの制作に加え、朝ドラの放送を観光客誘致や地域活性化につなげようと、さまざまな関連イベントを企画している。

 信楽伝統産業会館では28日から、女性陶芸家15人の作品を紹介する企画展を開催。29日には信楽高原鉄道(SKR)のラッピング電車が運行を始める。また、例年約5万人が訪れる「信楽陶器まつり」(10月12~14日)では朝ドラ特設ブースが設置されるほか、スカーレットにちなみ、飲食店が市内産の赤い食材を使ったメニューを提供する「緋色なグルメ」やスタンプラリーなども開催される。

 岩永裕貴市長は5日の記者会見で「わくわくする企画が多数ある。千載一遇のチャンスを生かせるよう、オール甲賀で盛り上げていきたい」と意気込んだ。

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