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立山黒部の新型「eバス」特徴は「超急速充電」 「トロバス」面影残し快走 (1/2ページ)

 長野県と富山県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」。「トロバス」の愛称で親しまれた「トロリーバス」が昨年11月に引退し、代わって「eバス」(イーバス)という愛称の電気バスが今年4月から運行している。54年の歴史を刻んだトロバスから「関電トンネル」の運行を引き継いだ関西電力の新型車イーバスはどんな車両なのか。(岡本祐大)

 特徴は「超急速充電」

 8月下旬の信州。黒部立山アルペンルートの長野県側の発着駅の扇沢駅(同県大町市)には、夏休み期間とあって、多くの家族連れらが集まっていた。

 駅には複数のイーバスが停車。天井にあるパンタグラフから電気を取り入れているところだった。

 「eバス」の愛称は公募した応募総数984件の中から選ばれ、8月に決まった。「e」は、電気(エレクトロニック)、エコロジー(環境)などの英語の頭文字で、「いいバス」という言葉と重ね合わせた。

 ちなみに関電は「はぴe」のフレーズをCMで多用しているので、「電力会社のバスなんだなあ」というイメージはより強くなった気がする。

 車体後部の天井部分から伸ばしたパンタグラフを駅の架線に接触。約10分の充電で走行が可能になる「超急速充電」が特徴だ。内部にはリチウムイオン電池が搭載されている。

 ヘッドマークを継承

 「新型車」となれば、大幅にデザインが変更されることが多い電車だが、イーバスは、トロバスに比べて「車両の外観がガラリと変わった」というような印象は受けない。

 運行する関電の社章のヘッドマークを受け継ぎ、ボディーは白を基調として、「北アルプスの雪」「さわやかさ」「新しさ」をイメージし、かつてのトロバスと雰囲気が似ている。関電は「営業運転開始以降、無事故だった安全運転への強い思いを継承した」という。験担ぎのところもあるかもしれない。

 トロバスは、屋根に「トロリー」(集電装置)があり、電車と同じように架線から電力を得ながら走行するので、線路は走らないが法律上は「無軌条電車」。イーバスは一度の充電で走行でき、無軌条電車ではなくなったが、停車するところは、バス停ではなく「駅」のままだ。

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