趣味・レジャー

大河ドラマ、新1万円札…渋沢栄一に北区が沸く!

 近代日本経済の父といわれる実業家、渋沢栄一(1840~1931年)を主人公にしたNHK大河ドラマ「青天を衝け」の再来年スタートが決まったのを受け、渋沢が居を構えていた東京都北区が沸いている。4月に新1万円札の図柄に渋沢が選ばれたことから、PR事業の「東京北区渋沢栄一プロジェクト」を始動していたところだったが、そこに飛び込んできた大河ドラマ化のニュース。区は今後、民間と連携して“渋沢の街”をPRしていく方針だ。

 現在の埼玉県深谷市に生まれた渋沢は第一国立銀行の創立などに尽力した偉人として知られるが、北区王子周辺で製紙事業立ち上げに関わり、別荘も近くに構えた。晩年には本邸も構えており、現在、区内の花見スポットとして有名な飛鳥山公園周辺には渋沢史料館や邸宅跡地が公開されている。

 北区では、こうした渋沢との縁の深さから、今年4月に新1万円札に渋沢の図柄が決まったのをきっかけに、PRプロジェクトの検討を始めていたが、そこに大河ドラマ化のニュースが飛び込んできた。区の担当者は「寝耳に水というか、絶妙のタイミングで驚いた。とにかく嬉しい」。プロジェクトの構想はさらに広がっていったという。

 現在は区役所庁舎に渋沢の懸垂幕を掲げたり、ホームページや冊子、ポスターなどで北区との関係の深さをPRしたりしている段階だが、今後はさらに広がっていく見通しだという。

 今月28日に予定される北区花火会では渋沢をテーマに、飛鳥山で近代日本経済の基礎をつくったストーリーが、花火で再現される。

 渋沢史料館はリニューアル工事のため来年3月まで休館の予定だが、同区のシンボルにもなっているコミュニティーセンター「北とぴあ」で、渋沢をテーマにした展示を行うことに。また、渋沢をテーマにしたミニ講演会や、街中を歩いて楽しむクイズラリーなども行われる。これを契機に、飛鳥山公園内でバリアフリー化などの整備事業を行ったり、学校で使用する渋沢をテーマにした副読本を作成したりすることも検討されているという。

 北区の担当者は「北区のPRとともに、社会貢献にも熱心だった渋沢の精神を広めていくことができれば」と話している。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus