書評

『山小屋ガールの癒されない日々』吉玉サキ・著 雲上の別世界で想定外の日常

 名峰の登山ルートに建てられた「山小屋」は、絶景の中にゲストハウスとレストラン、小さなコンビニエンスストアが一緒になったような、登山客の憩いの場だ。一方、そこで働くスタッフは早朝からの労働と共同生活、個性的な登山客への対応で、自然の癒やしを感じているひまはそうないとか。

 本書は標高2000メートル近い北アルプスの山小屋に10年間勤務した著者が、雲上の別世界で繰り広げられる想定外の日常を語ったエッセー集。コンテンツ配信サイトの人気連載「小屋ガール通信」の書籍化で、スタッフの生活や恋愛、人間関係などがつづられている。(平凡社、1400円+税)

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