ヘルスケア

抗酸化サプリで認知症予防 欧州TIMA医療財団が記者発表会

 欧州TIMA医療財団は9月24日、都内で記者発表会を開き、財団の支援で開発された抗酸化サプリメント(栄養機能食品)「Twendee X(トゥエンディ エックス)」が日本認知症予防学会の臨床試験で抗酸化配合剤として世界で初めてアルツハイマー型認知症の予防効果が証明されたと発表した。

 Twendee XはビタミンB2やC、コエンザイムQ10、L-シスチンなど天然由来成分で組成され、糖・脂質代謝の促進により身体の錆(老化)を引き起こす細胞障害を防ぐ狙いで、岐阜大学科学研究基盤センター共同研究講座抗酸化研究部門の犬房春彦特任教授が開発した。

 軽度認知症障害者(MCI)78人による臨床試験で改善が確認されたとして、同学会は同月3日、Twendee XをエビデンスグレードAに認定した。発表会でリヒテンシュタインを本拠に医薬研究開発を支援する財団のマーカス・マチュ-シカ理事長は、認知症に有効な新薬がない現状で「トンネルの向こうに光が見えてきた」と話した。臨床試験を担当した岡山大学脳神経内科の阿部康二教授は「グレードAは海外での楽器演奏の音楽療法と並び最高ランク。サプリメントとして認証取得したことが大きい」と指摘。開発した犬房氏は認知症予防以外に「喘息のほか、アレルギー疾患や癌などにも広げていきたい」と意欲を見せた。研究を統括したルイ・パストゥール医学研究センターの吉川敏一理事長は「非常に強い抵酸化配合剤にめぐり会え、今後いろいろな分野で研究に取り込める」と語った。今回の認定によって、認知症は予防する時代を迎えそうだ。

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