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収蔵庫水没で美術品に被害 川崎市市民ミュージアム、台風19号で存続危機

 台風19号で川崎市市民ミュージアム(同市中原区)が浸水し、九つある地下収蔵庫が全て水没した。美術品や戦前の漫画本など貴重な資料約26万点の多くが被害を受けたとみられる。電気設備も故障しており、当面は休館。再開のめどは立たず、存続も危ぶまれる状況だ。

 昭和63年に開館。漫画や写真、映画などの多彩なコレクションで知られる。収蔵庫にはフランスの画家ロートレックのポスター「ムーラン・ルージュ」や、安田靫彦の日本画「草薙の剣」のほか、古文書や民俗資料も多数あった。

 市によると、12日午後7時半ごろ、警備員が地下階の浸水を確認。収蔵庫につながる扉の前に土のうを積んだが、水が流れ込むのを止められず、避難した。水が引いた18日昼から収蔵庫内を確認したところ、水位が2メートルに達した跡があり、収蔵品が散乱していた。市は復旧に向け、文化庁に専門家の派遣を要請した。

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