教育・子育て

姫路の高校、校歌作詞料は7千円 三木露風の手紙など見つかる

 童謡「赤とんぼ」の作詞で知られる兵庫県たつの市出身の詩人、三木露風(1889~1964年)が同県姫路市立姫路高校の校歌を作詞する過程で書いた手紙などが同校に残っていたことが、たつの市立龍野歴史文化資料館の調査で分かった。作詞料が7千円だったことや、詞の推敲(すいこう)を重ねた過程などが読み取れる興味深い資料で、26日から同館で公開される。

 資料は、露風が昭和27年4月、姫路高校の校長に宛てた手紙の封筒や便箋、作詞した校歌の原稿など計6点。同校で額装し、保管されていたとみられる。長らくその存在が分かっていなかったが、同館が露風の校歌制作に関する資料を関係各校に調査し、今年8月に見つかった。

 同館によると、27年は姫路高校が露風に校歌の制作を依頼した時期。4月11日付の書簡には、作詞料として7千円を受け取ったことに対する同校へのお礼が書かれ、12日付の書簡には詞の推敲を重ねたことが記されていた。原稿には修正を経た歌詞が書かれていたが、現在歌われている校歌とは3カ所相違があり、さらにその後修正が加えられたとみられる。

 調査に当たった新宮義哲館長は「露風は計12校の校歌制作に携わったが、作詞料が明らかになるのは初めて。当時の大卒初任給程度で興味深い金額だ」と指摘している。展示は11月24日まで。問い合わせは同館(0791・63・0907)。

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