常磐路ノート

納豆をもっと外食文化に 「インバウンドも期待できる」

 「納豆にはまだまだ可能性がたっぷり、無限大にある」。そう自信を持って言い切るのは、水戸市の世帯当たりの納豆消費量日本一を奪還するための“切り札”として水戸商工会議所が「納豆アンバサダー(親善大使)」を委嘱した赤木陽介さん(54)だ。

 福岡市で人気の納豆料理専門店を営み、年間120種に及ぶ、納豆を使った料理を提供するオーナーシェフ。以前、納豆の本場である水戸市を訪ねて驚いたのは「飲食店に納豆メニューが少なく、専門店もない」ことだったという。

 「水戸の皆さんはすごく納豆が好きでも『冷蔵庫にあるものだ』という考え方。身近すぎて、外食文化にはなっていないのでは」と赤木さん。「ひとひねり、ふたひねりと新しい納豆料理を開発、発信すれば地元の人も(店へ)食べに来るし、家庭料理にも反映できる」と提案する。

 簡単なアレンジ料理としてはコンビーフ、オイルサーディンといった缶詰類と納豆をあえるだけでいいそうだ。「お酒のつまみになるし、サンドイッチにも合う。新たな発想を持てば、面白い発見がある」

 外国人でも同じ発酵食品のチーズに親しむイタリア人やフランス人は納豆に抵抗がなく、ワインとも相性がいいという。赤木さんは「水戸はこの食材があれば観光客やインバウンド(外国人の訪日旅行)も期待できる」と太鼓判。地元ではなかなか思いつかないまちおこしのヒントを授けられた思いがした。(三浦馨)

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