趣味・レジャー

畑を身近に 北海道農業ツアー ホテルが野菜栽培、収穫体験も (1/2ページ)

 日本の食料基地、北海道で農業を観光に生かす取り組みが進んでいる。ホテルの自社栽培野菜や、ガイドが案内する畑ツアーもあり、収穫した野菜をすぐに食べられるのが魅力の一つだ。「体にいい野菜を作る」という農家の思いが伝わる機会ともなっており、急増する訪日外国人客にも人気がある。(寺田理恵)

 ◆五輪でおもてなし

 「札幌パークホテル」(札幌市中央区)は、市内の山間部にある自社農園約500平方メートルでトマトやジャガイモなどの自然栽培に取り組んでいる。農作業をするのは営業や調理など多様な部門のスタッフだ。

 雨の中、収穫した食用ホオズキを口に入れ、「おいしい。もう一個」。ジャガイモ掘りでは「宝探しみたいだ」と声が上がった。

 農園は農薬や肥料、除草剤を使わない自然栽培を指導する「盤渓(ばんけい)ネイチャーズ」(同)の畑の一部約500平方メートルを借りている。同社の高木晃社長は「雑味がなく、野菜そのものの味に育つ」。昨年は複数組の外国人観光客が同社の畑を訪れ、収穫した野菜を同社レストランで調理して食べたという。

 ホテルの沢田幸和マーケティング課長は「安全でおいしい野菜がどのように作られるかを実際に体験することで、より良いサービスにつながる」と話す。

 スタッフが収穫した野菜は朝食ビュッフェなどで提供する。東京五輪のマラソンと競歩の札幌開催が決まり、沢田さんは「関係者や観戦客が国内外から訪れる時期は収穫物が最も充実する。おもてなしの一つとして、野菜をしっかり育てたい」と意気込む。

 ◆「農場ピクニック」

 北海道の広さを体感できる有数の畑作地帯、十勝平野では「畑ガイド」の案内で農場を歩くツアー「農場ピクニック」が好評だ。

 広大な畑の中に自動運転の巨大なトラクターが並ぶ「道下広長(みちしたひろなが)農場」(帯広市)。ピクニックに参加した一行は、手作業で掘ったばかりの長イモをバター焼きにして食べた。

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