著者は語る

日本カジノスクール校長・大岩根成悦氏

 □『Japanese Made IR&CASINOを識って100倍楽しむ方法』

 ■遊んだり、もうけたり、働いたりしたい人へ

 2020年は、いよいよ東京五輪の開催となり、訪日外国人も増加し、大きな盛り上がりをみせるでしょう。一方、東京五輪後に日本経済が失速するとの懸念もあります。政府は、ポスト五輪の新たな観光政策の一つとして「統合型リゾート施設(IR)実施法」を18年7月に可決させました。このIR法の目的は、わが国における人口の減少、国際的な交流の増大、わが国を取り巻く経済社会情勢の変化に対応して経済社会の持続的発展を図ることです。そのためには、国内外からの観光客の来訪および滞在の促進に早急に取り組む必要があります。

 IRはカジノを収益源とした巨大な観光ゾーンで、その開発は、滞在型観光や観光消費の増加を目指す公共政策なのです。IRの収益源であるカジノは、世界130以上の国と地域で合法化されており、観光収入の増加や大きな雇用創出などの経済効果を生んでいます。先進8カ国の中では唯一日本のみ非合法で、政府は、このままではアジアの趨勢(すうせい)に取り残されてしまうという危機感から、IRの開発とカジノの合法化を決定したのです。

 わが国においてカジノは、いまだ世間一般には縁遠い世界であり負のイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。私も約30年前に初めてカジノで働き始めたときは、同じ思いでしたが、厳格に管理されているカジノに携わることで、負のイメージは消え、これほど楽しい職業はないと思うようになりました。

 諸外国では当たり前のカジノ、カジノディーラーという職業を広めるために、日本初のカジノディーラー専門養成機関「日本カジノスクール」を04年に開校しました。今や卒業生は800人を超え、世界のIRやカジノへ羽ばたいていき活躍しています。

 本書は、IRとカジノを十分に理解していただき「IRで遊んで楽しむ」「カジノに挑戦してもうける」「IRという新しい産業で仕事をする」人が増えることを望んで書き下ろしたものです。

 私の30年来の夢であったカジノ合法化は実現しました。次の夢である“世界一のIR”を日本に誕生させ成功させるために、今後も人材育成とカジノを正しく理解してもらうための啓発活動を続けていきたいと思います。(1600円+税 フジサンケイ ビジネスアイ(日本工業新聞社)

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【プロフィル】大岩根成悦

 おおいわね・まさよし 1970年、山口県岩国市生まれ。専修大学経営学部卒業。学生時代の91年に豪華客船「飛鳥」のカジノディーラー勤務を機に、カジノ業界に入る。世界のカジノ視察から学んだカジノディーラー育成システムを国内に広めるため、2004年に日本初の本格的カジノディーラー専門養成機関「日本カジノスクール」を開校、校長に就任。カジノ普及と啓発の尽力を評価され、04年に猪瀬直樹元東京都知事に次いで2人目の日本カジノ学会主催「カジノオブザイヤー」を受賞。

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