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5年ぶりに「若尾文子映画祭」 「刺青」4K復元版を初披露

 【クリップボード】

 増村保造、溝口健二といった名監督に愛された女優、若尾文子が出演した映画41作品を一挙上映する「若尾文子映画祭」が28日から、東京・角川シネマ有楽町で開催される。すべてデジタル上映。

 「若尾文子映画祭」は5年ぶりとなるが、今回、初披露される4K復元版「刺青」(昭和41年、増村保造監督)が目玉作品となっている。そのほか「赤線地帯」(31年、溝口健二監督)、「浮草」(34年、小津安二郎監督)、「越前竹人形」(38年、吉村公三郎監督)といった傑作が上映される。

 また「華岡青洲の妻」(42年、増村保造監督)、「女系家族」(38年、三隅研次監督)、「初春狸御殿」(34年、木村恵吾監督)など市川雷蔵や田宮二郎、勝新太郎ら昭和を代表する大スターたちとの共演作も。

 天真爛漫(らんまん)な少女役でキュートな一面を見せたかと思うと、娼妓役では妖艶な姿を見せるなど、さまざまなタイプの女性を演じ分けてきた若尾文子。主要な映画賞で主演女優賞も数多く受賞している。

 角川シネマ有楽町での上映は4月2日まで。

 大阪・シネ・ヌーヴォなどで全国順次上映される。

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