趣味・レジャー

粋な演出、聖火運ぶ特別機の便名は「JL1964」 さて、帰りは?

 東京五輪の聖火をギリシャから日本へ運ぶために18日、羽田空港から飛び立った特別輸送機「TOKYO2020号」。その管制上の便名がインターネットのSNSなどで話題となっている。

 今回の特別輸送機は、羽田の出発案内では「GO2020」と表示された。ただ、管制上の便名は「JL1964」として運航されており、1964年の前回東京五輪を踏まえたとみられる。

 飛行中の航空機の現在地をリアルタイムにチェックできるサービス「フライトレーダー24」では18日夜、JL1964がギリシャに向かって飛行している様子がうかがえる。

 ツイッターでは「粋な演出」などと話題になっており、「日本に向けては2020便になるんだろうか?」などと復路の便名を予想する書き込みもあった。

 特別輸送機は古代五輪の舞台、ギリシャ西部のオリンピア遺跡で採火した聖火を首都アテネでのせ、20日に宮城県の航空自衛隊松島基地に到着する見込み。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、大会組織委員会は、アテネで開かれる聖火引き継ぎ式に日本からの参加を見送った。

 特別輸送機は日航のボーイング787に、聖火ランナーを表す絵文字(ピクトグラム)が機体前方に大きく入った特別デザイン。垂直尾翼には、東京大会の聖火リレーのエンブレムがある。今回は日航と全日空が共同で担当、機体やパイロットは日航だが、機体には両社のロゴが東京五輪のエンブレムと並ぶ。

 1964年の東京大会では、日航の特別機「シティ・オブ・トウキョウ」号がギリシャから返還前の沖縄へ運び、沖縄からは全日空が、聖火リレーの起点となった鹿児島、宮崎、北海道まで輸送した。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus