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「感染爆発の重大局面」 小池都知事、強い危機感表明

 東京都で新型コロナウイルスの41人の感染が判明したことを受け、25日に緊急記者会見を開いた小池百合子知事は「今週になり、オーバーシュート(爆発的患者急増)の懸念がさらに高まっている」と強い危機感を表明した。会見では「感染爆発 重大局面」と書かれたフリップを掲げ、今週末の不要不急の外出自粛要請への協力を求めた。

 「本日感染が判明した患者のうち、現時点で感染経路が不明な人は10人以上含まれている」。小池知事は会見でこのように説明し、感染者41人という数字に「えたいの知れない感覚を抱いた」と漏らした。

 「ひとり、ひとり危機意識をもって行動を」と呼びかけ、(1)換気の悪い密閉空間(2)多くの人が密集する場所(3)近距離での密接した会話-の3条件を避けるよう要請。ライブハウスには個別に自粛を求めていく方針を表明した。都内の大学で新学期の時期をずらす対策を講じる動きがあることにふれ、「その他の大学でも効果のある対策をお願いしたい」。

 一方、23日の記者会見で言及した「ロックダウン(都市封鎖)」については「すぐということではない」と述べ、「有識者の助言をいただき、社会的な活動などを考えながら政治的な判断が必要になってくる」「未経験なので、国の方針も聞きたい」と慎重な説明を重ねていた。

 小池知事が強く求めた外出自粛要請。世田谷区の会社員、前田高伸さん(35)は「都内の感染者がどっと増えた段階で、すぐに外出自粛を呼び掛けた」と評価。「海外と比べて、日本はまだ落ち着いている。感染がこれ以上拡大しないでほしい」と話した。

 中野区の派遣社員の男性(50)は「家にずっといても息が詰まるし、遊びに行く人も出てくると思う。どれだけ効果があるのか」と首をかしげた。

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