ヘルスケア

東京都が複数のホテルと交渉 新型コロナ軽症者の療養用に

 東京都が新型コロナウイルス感染者の病床確保に向け、軽症者用としてホテルを借り上げ、滞在施設とする方針を決めたことが3日、関係者への取材で分かった。厚生労働省と連携し、複数のホテルと交渉している。

 都によると、2日時点の都内感染者計684人のうち、死者や既に退院した人を除き、入院患者は628人。都が新型コロナ対応で用意している病床は約700で満床が近い。入院すると退院まで2週間以上かかり、ベッドが空かない一方で新たな患者が次々と運び込まれる状況となり、受け入れ態勢の整備が急務となっている。

 このため、入院患者の大半を占める軽症者について、医師が入院の必要はないと判断した場合には退院させ、別の場所に移すことを検討。自宅療養は家族がいる場合に感染を広めるリスクがあり、一時的な滞在施設が必要と判断した。

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