ヘルスケア

3月国内宿泊49%減 過去10年で最少

 国内の旅館、ホテルへ3月に泊まった人は前年同月比49・6%減の延べ2361万人だったことが30日、観光庁の宿泊旅行統計(速報値)で分かった。現在の調査方法となった平成22年4月以降最も少なく、減少率は最大。新型コロナウイルスの感染拡大により、4月以降も一層落ち込む見通しで、経営破綻する施設も相次いでいる。

 3月の宿泊者は日本人が41・8%減の2242万人、外国人が85・9%減の118万人で、いずれの減少率も過去最大。

 国・地域別に外国人の減少率をみると、台湾97・2%、中国96・7%、韓国95・7%と東アジアの大きさが目立ち、米国79・6%、英国61・2%など欧米も半分以下になった。

 客室の稼働率は前年同月比30・9ポイント減の31・9%だった。施設種別ごとの下落幅はシティーホテル51・6ポイント、リゾートホテル36・1ポイント、ビジネスホテル34・7%ポイント、旅館18・3ポイントだった。

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