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触れるゴッホの「ひまわり」も SOMPO美術館が新たに開館

 アジアで唯一、ゴッホの「ひまわり」が見られる「SOMPO美術館」が東京・西新宿に開館し、開館記念展となる「珠玉のコレクション」が催されている。

 街に調和する曲線が特徴的な6階建てのビルの3フロアに、ゴッホやゴーギャン、セザンヌ、ピカソ、東郷青児の諸作品を含む約70点がならんだ。美術館前には原寸大のひまわりの陶板も設置され、大きさ、筆跡などを実際に触って体感することもできる。

 当初は5月28日から「開館記念展」として開かれる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期。来場者を予約制にして密を避け、体温検査、消毒液を設置する対策を講じて開館した。

 SOMPO美術館の前身は「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」で、新宿から文化芸術を発信する拠点となるにふさわしいランドマークを目指し、2015年に計画に着手。東郷青児の作品から着想を得た曲線が美しい彫刻のような建築でゼネコン大手の大成建設が設計、施工を担った。

 同館の中島隆太館長は「この街には「ひまわり」がある。世界の貴重な作品がここにはあるが、普段の街の中に普通に存在する親しみやすい美術館でありたい」と話した。

 開館記念展は9月4日まで。入場料は大人1000円、大学生は700円。高校生以下無料。

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