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「おいしい浮世絵展」きょう開幕

 浮世絵に描かれた「江戸の食」をひもとく「おいしい浮世絵展 ~北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい~」(産経新聞社など主催)が15日、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開幕する。これに先駆けて14日、報道関係者向け内覧会が行われた。

 花見のごちそう、夏の白玉、秋なす、雪中のそば屋…。会場には北斎や三代豊国(国貞)、広重、国芳ら名だたる絵師が描いた四季折々の「食の風景」が並び、江戸の風俗や庶民の食事情を鮮やかに伝えてくれる。すし、天ぷら、鰻、そばといった江戸の王道グルメを楽しむ姿も、今と変わらない。

 「豆腐田楽」「蛸(たこ)の江戸煮」など、当時の料理の再現レシピも写真付きで紹介。色鮮やかな浮世絵作品の魅力だけでなく、江戸の食文化を立体的に味わうユニークな趣向となっている。

 9月13日まで。8月14日は休み。新型コロナウイルスの感染状況を受け、会期を大幅に変更した。

 入館料は一般1800円、高校・大学生1300円、小・中学生800円。ソーシャルディスタンスを保って観覧できるよう、日時指定の予約制とする。入館券は専用予約サイトから購入できる。詳細は公式HP(https://oishii-ukiyoe.jp)。問い合わせはハローダイヤル(03・5777・8600)。

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