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天然ヒノキの除菌スプレー 三重県がコロナ対策支援

 新型コロナウイルス禍で供給が不足する消毒液やマスクの製造を支援する三重県の補助を受け、辻製油(同県松阪市)はアルコール消毒液「三重県産天然ヒノキ香る除菌スプレー」を完成させ、通販サイトで発売した。県は県内9社に補助金を交付しており、製品化は第1号。県内のスーパーマーケットやドラッグストアなどで販売する。

 製品は1本500ミリリットル入りで1382円。除菌力の高いアルコール濃度76%の食品製剤に尾鷲産のヒノキオイルを混ぜた。アルコールの除菌効果に加え、ヒノキが持つ抗菌、消臭、防虫効果のほか、香りで気持ちを落ち着かせるリラックス効果を併せ持つという。

 同社は昭和51年に松阪市嬉野新屋庄町で創業。コーン油や菜種油などを製造している。昨年からヒノキチップからのオイル抽出に着手し、今年4月からコロナ対策のスプレー開発に取り組んでいた。総事業費は約5千万円で県が4千万円を補助した。

 同社は千本を県に無償提供。試供品を手にした鈴木英敬知事は「ヒノキの香りが新築の家みたいだ」などと感心。「コロナ対策のための事業で、いち早く製品化していただきありがたい」と、同社の辻威彦社長に謝辞を述べた。

 辻社長は「薄すぎず、濃すぎてエグくならない適度なヒノキオイルの配合に苦労したが、いい香りの製品になった。コロナ撲滅に寄与したい」と語った。

 県の補助対象は同社のほか、マスク関連2社、消毒液関連3社、医療用ガウン、マスク原料、フェイスシールドがそれぞれ1社。各社は1800万~5千万円の補助を受け製品開発を進めている。

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