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「街道から鉄道へ」 那須歴史探訪館でテーマ展

 那須歴史探訪館(栃木県那須町芦野)で、テーマ展「街道から鉄道へ~道の昔話~」が開かれている。東北本線が旧線から新線に変更されて100年目、また現在のJR黒田原駅舎開業から80年目を迎えたことから、貴重な資料を通して街道から鉄道への移り変わりをたどる。13日まで。

 同館がある芦野は奥州街道が通り、江戸時代には宿場町として栄えた。明治に入ると移動手段が鉄道になり、明治20年に黒磯-白河間が開通。町内では初めての駅「豊原駅」が開業した。24年には黒田原駅が完成、炭や薪を東京に送る輸送拠点となり、黒田原地区が形成されていった。その後、旧線では勾配がきつく牽引(けんいん)車が必要だったことから現在の新線に切り替わった。

 当時の黒田原駅があった場所は現在の町役場でその前を走る道路が旧線のルート。大正9年に現在の黒田原駅の場所に移った。

 同展では町に発展をもたらした街道や鉄道にスポットを当て、街道関係では当時の人々が旅に用いた矢立て、江戸時代の旅行マニュアル「旅行用心集」、木製の折りたたみ枕を展示。鉄道関係では旧黒田原駅舎の屋根瓦や当時から子供に席を譲る電車マナーが存在していたことが分かる旧制大田原中学生の日記などが公開されている。このほか、資金難で実現しなかった幻の鉄道計画「那須電気鉄道」も紹介している。

 同館では「那須町の産業で鉄道の果たした役割は大きかった。その歴史を改めて知ってほしい」としている。問い合わせは同館(0287・74・7007)。(伊沢利幸)

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