健康・美容機器販売のＭＴＧは１０日、水道水を用いて手軽に除菌液が生成できる家庭用の製造器「ｅ－３Ｘ」を２５日に発売すると発表した。同社によると、外部機関が行った細菌とウイルスの除去試験で、それぞれ９９％以上の除去効果を確認したという。
使いやすいスプレー容器型の本体に水道水（最大２４０ミリリットル）を入れ、コンセントにつないだ専用台の上に置いてボタンを押すと、そのまま最短１分で除菌水になる。本体内部の特殊な電極で水道水を電気分解し、高い酸化力を持つオゾンやＯＨラジカル、塩素系物質を生成する仕組み。１日５回の使用で年間電気代は約１０円で済む。価格は税別１万６８００円。
同社の松下剛社長は都内で開いた発表会で「月産１０万台の体制を整え、年明け以降はアジアなど海外でも販売したい」と話した。