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カードローンにリボ払い…赤字がどんどん膨らむ人の残念な特徴 (2/3ページ)

 カードローンの金利が高い理由

 そしてもうひとつ、カードローンや消費者金融もあらかじめ金利を表示しています。ところがこちらの金利は住宅ローンとは比較にならないくらい高いのが普通です。なぜ高いのでしょうか? それは貸す相手の信用度をかなり低く設定しているからです。普通、こうした借金の場合、担保は取りません。一定の信用調査をすることもありますが、中には簡単な身分証明書だけで借りられることも多いのです。したがって、貸した先の内、一定割合は返済できない先があるということを見越して、金利を決めるのです。

 つまり、こうしたカードローンや消費者金融というのは貸し倒れリスクのかなり高い人を対象に貸し出しているので、そういう人たちに貸し倒れが発生するリスクの分まで他の利用者が高い金利を払うことによってカバーしているということです。

 考えてみれば、本来貸す方が負うべきリスクを他の健全な利用者に負担させるというのは納得がいかないとも思えますが、小口の融資においていちいち信用調査をするのはコスト的にはとても合わないからでしょう。

 良い借金とは?

 さて、ここまでは借金の本質ということについて考えてきました。ではそれを踏まえて「良い借金」とは一体どんなものなのでしょうか? それはごくシンプルに言えば「金利」という費用を支払ってもそれを上回る利益が得られる場合です。

 企業であればこれはとても明快です。仮に企業が新しい事業をするとしましょう。見込める利益率は年10%とします。自己資金が1000万円あって、そのお金のみで新しい事業に投下すると利益は100万円です。ところがその企業が銀行から1億円借り入れて新しい事業をしたらどうでしょう。その場合の借り入れ金利が5%だとすると、費用は1億円の5%で500万円かかりますが、借りた1億円が生み出す利益は1000万円ですから金利を差し引いても500万円の収益となり、自己資金でやる場合よりも5倍も収益は多くなるのです。

 ところが個人の場合、自営業者でない限りは事業をするためにお金を借りるわけではありません。住宅を買うためにローンを組む、自動車の購入にローンを使う等、何らかの商品やサービス購入にまとまった資金がいる時に借りることになるでしょう。

 しかしながらここでも経済の大原則「費用を上回る便益があるかどうか」は考えるべきなのです。例えば家を買う場合の便益とは何でしょう? 「年をとっても自分が住める家があるという安心感」、「くつろげる自分の家という心のやすらぎ」といった言わば心の便益が大きいと判断するならローンを組んで家を買えば良いということになります。よく「持ち家」か「賃貸」か、で両派に分かれて激しい議論がおこなわれていますが、どちらが絶対に良いということではなく、これはあくまでも「自分の家」というものに対してどれぐらいの価値を持つかという人生観の問題ですから、人によっては借金をして買うことが合理的にも不合理にもなります。

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