また、新島ガラスアートセンターのガラスアーティスト、野田收（おさむ）さんは、コーガ石からオリーブグリーン色の「新島ガラス」を作り、食器類やガラス建材など数々の作品を手がける。古い石文化に新しい発想を描き、島の進化を考える。
島に降り立つと、石造りの建造物や石像が並ぶ景観に異国情緒を感じるが、紛うことなき日本の原風景である。先人はコーガ石を「神の石」とあがめたそうだ。島の大地そのものが、そこに息づく全ての命を育んでいる。（小林希）
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■アクセス 東京・竹芝桟橋から東海汽船の高速船、大型客船が運航。神奈川・大さん橋や静岡・下田港から向かうルートや、東京・調布飛行場からの空路もある。
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■プロフィル こばやし・のぞみ 昭和５７年生まれ、東京都出身。元編集者。出版社を退社し、世界放浪の旅へ。１年後に帰国して、『恋する旅女、世界をゆく－２９歳、会社を辞めて旅に出た』（幻冬舎文庫）で作家に転身。主に旅、島、猫をテーマに執筆およびフォトグラファーとして活動している。これまで世界６０カ国、日本の離島は１００島をめぐった。