書評

『名前のないことば辞典』出口かずみ・著 動物の物語で学ぶ楽しい表現

 書名の「名前のないことば」とは、物事を表現するときに使うオノマトペ(擬音語、擬態語)や感嘆詞で、同じ語が2つつながったことばのこと。本書では「ふたごことば」とも呼んでいる。

 例えば、「あおあお」「たじたじ」「わくわく」「ほいほい」「はきはき」「ぐちゃぐちゃ」「やれやれ」「らんらん」、著者が好きだという「ごろごろ」…。

 収録した約300のことばの意味やユニークな例文などを「恋するいぬの章」「悩みがちなくまの章」など、動物たちの物語とともに紹介する。イラストもポップでかわいく、楽しみながら学べる。(遊泳舎、1980円)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus