茂木敏充外相は25日の記者会見で、海外に住む在留邦人を対象にした新型コロナウイルスワクチンの無償接種を8月1日から実施すると発表した。羽田、成田両空港に専用会場を設置し、希望する在留邦人が一時帰国した際に接種できるようにする。米ファイザー製ワクチンを使用し、7月中下旬以降、専用ホームページで事前予約を受け付ける。
茂木氏は「在留邦人の中には居住国での接種を懸念する方がいる。希望調査の結果、多くの方から日本での接種を希望したいという回答が寄せられた」と説明した。
また、国内の住民票を持たない企業の海外駐在員が一時帰国した際も、7月2日以降は職域接種を受けられるようにする考えを明らかにした。