大阪市は15日、新型コロナウイルスの感染拡大「第5波」に備え、市保健所の体制を強化する計画を発表した。
第4波では、保健所職員が感染経路や濃厚接触者の有無を調べる疫学調査が追いつかず、感染者に一度も連絡できないうちに死亡する事例が発生。この反省を踏まえ、感染者にまず連絡することを最優先する。
新規感染者数が100人未満なら現状の56人体制で対応するが、感染者が増えるごとに段階的に人員を増やし、千人以上になれば185人体制に拡充。300人を超えた場合は疫学調査を簡素化し、患者への連絡を優先する。応援職員や民間からの派遣で増員する。