東京2020オンラインコミュニティ

「選手のための五輪」感動と勇気に感謝 リアルタイムで声援 新たな観戦スタイル

 日本勢史上最多の金メダルラッシュに沸いた東京五輪。新型コロナウイルス禍でほとんどの競技が無観客となるなか、産経新聞社がオンライン上で声援を送り、感動を共有できる場として開設した「東京2020オンラインコミュニティ」には連日、多くの投稿が寄せられた。開催をめぐり賛否が分かれたが、コミュニティでは、メダルラッシュに歓喜し感動や勇気をもらえたと感謝する投稿が目立った。「選手のために開催して良かった」と、選手のひたむきな姿勢や言葉に共感し、コロナ禍での五輪開催を前向きにとらえるきっかけにもなった。

  オンラインコミュニティでは、テレビを観戦しながらリアルタイムで声援を送ったり、祝福や感謝のコメントを寄せるなど、参加者は感動を共有し新しい観戦スタイルを楽しんでいた。

 大きく盛り上がったのが、柔道の阿部一二三(ひふみ)選手と詩(うた)選手による五輪史上初の兄妹同日金メダル。2人が決勝進出を決めると、「ダブル金メダルマジ見たい!」と過熱し、詩選手が勝つと、「一二三選手、続け妹に!」と、興奮は最高潮に。試合後、詩選手が語った「この大会だけを目指して日々努力してきた」という言葉に、「選手のために五輪が開かれて本当に良かったと思った」と共感が広がった。

 競泳女子の大橋悠依(ゆい)選手の2冠達成では、手に汗握るレース展開に「いけー!!そのまま!」と熱狂。「勇気をもらった」「力強い泳ぎをありがとう」と感謝のコメントが集まった。四十住(よそずみ)さくら選手が金、開(ひらき)心那(ここな)選手が銀、岡本碧優(みすぐ)選手が4位となったスケートボード女子パークでは、「3人ともチャレンジして見事でした」「最後に大技にトライした岡本選手にもらい泣きしちゃいました」と、挑戦する姿勢に感動するコメントが寄せられた。

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 柔道・阿部一二三、詩選手へのコメント

 「『この大会だけを目指して日々努力してきた』という詩選手の発言を聞いて、選手のために五輪が開かれて本当に良かったと思いました」(えっこちゃんさん)

 「練習の手を止めて、モニターを見守るお兄ちゃんの表情に兄妹愛を感じました。毎日ウンザリするようなニュースばかりの日本に素晴らしいニュースをいただけてうれしいです」(ぽんさん)

 「兄妹というのがすごいですね!せっかくの日本開催、ご家族は実際の試合を見て応援したかったと思いますが、家に帰ったらすごく喜びが待っているというのもいいですね」(あひるんさん)

 スケートボード・四十住さくら選手へのコメント

 「10代の選手、頑張っていますね!!スケボーって、かっこいいですね。小さい子供たちが動きだしました。将来がんばれ!!」(野うさぎさん)

 「3人とも大技にチャレンジして見事でした。失敗しても他の国の選手と励まし合ってとても良い光景でした。10代の活躍に拍手を贈りたいです」(R.Mさん)

 「3人ともすごい滑りで感動しました。岡本選手は4位に終わってしまってけれど一番迫力ある滑りだったと思います」(みさ助ゴンさん)

 競泳・大橋悠依選手へのコメント

 「いけー!!そのまま!とテレビの前で応援。腐らず、折れず、競技を続けてとった金メダルに勇気をもらいました。感動!おめでとう!!!」(mariさん)

 「残り数メートル、息継ぎなしの力強い泳ぎ!涙が出そうになりました!女子史上初の2冠!すごいです!楽しく力強い泳ぎをありがとう!」(モンチッチさん)

 「技術や体力だけでなく病気を克服した努力の先にメダルを取った人も多いのが、精神力の強さを感じます。次男の高校の後輩なので地元の英雄です」(coniさん)

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 東京2020オンラインコミュニティ オンライン上で東京五輪・パラリンピックに声援を送り、感動を共有することができる場として7月15日から10月31日まで期間限定で開設。オンラインコミュニティは、ネット上で会員登録した参加者が共通のテーマについて対話を楽しむもの。リアルな競技会場に代わってファンが集まり、テレビやネットで観戦しながらコミュニティの参加者同士で対話を楽しむという新しい観戦スタイルを提供することを目的としている。

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