北海道、「農泊」29カ所 全国最多

2019.11.7 07:53

 訪日外国人を農山漁村に呼び込もうと、政府は農家や古民家に宿泊する滞在型旅行「農泊」を推進している。北海道石狩市で10月に開業した施設は、農林水産省による農泊推進対策の交付金を活用した事業だ。

 築109年の農家「旧山谷(やまや)家」を宿泊施設に改修。夏から秋は近くの農園で収穫体験ができる。周辺には里山が広がり、「欧米人は静かな所で地域を楽しむニーズがある」と関係者。

 農水省によると、農泊推進対策として平成29、30年度に全国で計352カ所を採択。北海道は29カ所で都道府県別で最も多い。

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