昨年の平均寿命、8年連続更新 女性87・45歳で世界2位 男性81・41歳で3位

2020.7.31 16:30

 昨年の日本人の平均寿命は女性が87・45歳、男性が81・41歳となり、ともに過去最高を更新したことが31日、厚生労働省が発表した簡易生命表で分かった。前年に比べ、女性は0・13歳、男性は0・16歳延び、いずれも8年連続のプラスとなった。女性は5年連続で世界2位、男性は3年連続で3位だった。

 平均寿命は、今後死亡状況が変化しないと仮定し、その年に生まれた0歳児が平均で何歳まで生きられるかを予測した数値。厚労省は平均寿命が延びた背景について「健康意識の高まりや医療技術の進歩がある。今後も緩やかに延びていくのではないか」としている。

 主な国・地域の平均寿命は、女性の1位が香港(88・13歳)で、3位はスペイン(86・22歳)。男性も1位は香港(82・34歳)、2位はスイス(81・7歳)だった。

閉じる