教員経験が長い東京学芸大教職大学院の今井文男特命教授は「命の大切さを教える指導も大事だが、自分の感情をコントロールするということが、まだできていないのでは」と指摘。その上で「自分が大事という個人主義の風潮が強まっているが、子供たちに自分を抑制するなど総合的な指導をしないといけない」と話していた。
≪明るく面倒見よかった≫
中学から一緒で、友人だったという高校1年の同級生2人の間に一体、何があったのか。殺人容疑で逮捕された女子生徒の知人らによると、女子生徒は「勉強好きで頭の良い子だったが、感情の起伏が激しい」とみられていた。
一方、被害者の松尾愛和(あいわ)さんは写真部に所属し、面倒見がよく明るい性格で、校長によると、「1学期の欠席はゼロで、学習にも真面目に取り組んでいた」。さらに「2人が特に親しいとは把握していない」という。(SANKEI EXPRESS)