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【軍事情勢】昭和天皇と乃木大将、山川東京帝大総長の涙 (1/5ページ)

2014.9.21 08:30

 産経新聞では9月14日より、宮内庁が編纂した《昭和天皇実録》の内容につき随時掲載を始めた。初回は先帝(昭和天皇)陛下と、陛下の人格形成に影響を与えた大日本帝國陸軍の乃木希典大将(1849~1912年)に焦点を当てた。明治天皇(1852~1912年)の大喪儀が行われた大正元(1912)年9月13日、乃木が妻とともに自刃し、それを聴かれた当時11歳の昭和天皇は《御落涙になる》。その一文の真上=一面題字横に読者の投稿詩を掲載する欄がある。14日の題は《心》。「心約」の二文字を思い出した。

 会津藩白虎隊出身で東京帝国大学総長を務めた山川健次郎(1854~1931年)によれば、約束には起請文などを記す「証約」や「口約=口約束」「黙約=黙契」の他に「心約」がある。心約とは相手に知らせず、己の心のうちに秘めた約束で、乃木の殉死は心約の発露だったと説く。乃木が心約を結んだ相手は、日露戦争(1904~05年)の旅順要塞攻略で散った1万5400人の名も無き麾下将兵達。多くの将兵を死なせた乃木が己に課した、死を賭した約束であった。

 「会津は朝敵ではない」

 山川は晩年、よく昔に思いを馳せたが、心約を解す件も一連の回顧の中に見る。ただし、戊辰戦争(1868~69年)で、おびただしい戦没者を出した会津の悲劇を背負う山川は生き抜くことの意味を訴え、自裁に批判的だ。

「乃木将軍の殉死は、いわば心約ともいうべきものだ」

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