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変化する瞬間を書くのが小説 「鳥たち」著者 よしもとばななさん (1/4ページ)

2014.11.18 17:55

約30年の作家生活を送ってきた作家のよしもとばななさん。「自我が入っていない作品を描くのが目標だった」という=2014年11月7日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)

約30年の作家生活を送ってきた作家のよしもとばななさん。「自我が入っていない作品を描くのが目標だった」という=2014年11月7日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)【拡大】

  • あまりにも重い過去を背負ったまこと嵯峨。「行き詰まったカップルを描きたかった」と語る作家のよしもとばななさん=2014年11月7日、東京都千代田区(寺河内美奈撮影)
  • 「鳥たち」(よしもとばなな著/集英社、1300円+税、提供写真)

 【本の話をしよう】

 作家、よしもとばななさん(50)の1年ぶりの書き下ろし長編小説『鳥たち』が刊行された。ネーティブアメリカンの詩など、幻想的なイメージを織り交ぜながら、お互いにしか癒やせない孤独を抱えた若い2人の魂の救済を描いた。

 アメリカ・アリゾナで共に育ち、現在は日本で暮らす大学生の「まこ」と、2つ年下でパン職人の「嵯峨」。それぞれの母親はかつて神秘主義者の高松という男性の思想に共鳴し、渡米。アリゾナで畑を作りながら、共同生活を送っていた。しかし、高松が病死すると母親たちは相次いで自殺。残されたまこと嵯峨は帰国し、身を寄せ合うように日本で暮らす-。

 慌ただしい若者たち

 20歳前後の若者にもかかわらず、あまりに重い過去を背負った2人。「子供と大人の中間ぐらいの若さでありながら、行き詰まったカップルを描きたいというのはずいぶん前からあって。いい意味ではなくて、『宿命的』な感じ。今の若いカップルって、すごく慌ただしい印象があるんです。サッと付き合って、サッと別れてしまう。そんなに慌てて、何があるの?と不思議なぐらい。まこと嵯峨は、時間だけはたっぷりある。だからこそ、いろいろ考えすぎて行き詰まってしまう。ある意味古風な若者たちですよね」

心に残る詩を作中に

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