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「サイ狩猟権」行使へ 米当局、実質OK 落札代で保護活動、死骸持ち込み許可 (1/3ページ)

2015.3.30 06:40

アフリカ南部ジンバブエのイミーレ野生動物保護区のクロサイ。背後ではレンジャーが監視の目を光らせている=2014年9月22日(ロイター)

アフリカ南部ジンバブエのイミーレ野生動物保護区のクロサイ。背後ではレンジャーが監視の目を光らせている=2014年9月22日(ロイター)【拡大】

  • ナミビア・首都ウィントフーク

 米魚類野生生物局は29日までに、アフリカ南西部ナミビアで狩猟したクロサイの米国内への持ち込みを許可する方針を示した。ナミビア政府の委託を受けた米テキサス州の狩猟団体が死骸を“戦利品”として持ち帰ることなどを特典にクロサイの「狩猟権」のオークション(競売)を実施し、米政府が持ち込みを許可するかが焦点になっていた。ナミビア政府は落札代金の全てを絶滅危惧種であるクロサイの保護活動に充てる考えだが、動物の命を対価に保護資金を集めるやり方に対し、米国では反対運動が起きていた。

 「個体数増加に寄与」

 3月27日付の英BBC放送(電子版)などによると、米魚類野生生物局は許可の理由について、年老いたオスのサイを狩猟によって間引くことはサイの個体数の増加に寄与するなどと説明した。

 アフリカでは2007年以降、サイの密猟が横行し、クロサイは約5000頭に減少。このうち1500頭前後がナミビアで暮らしており、生息数では世界第3位を占める。

 米国には希少動物の保護を目的とした連邦法の「絶滅危惧種保護法」があるが、今回の行為は種の保存にプラスになるとして、法律に違反しないと判断した。

「狩猟権」の対価として支払われたカネ

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