ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、インドを含む世界23カ国で「チャイルド・スポンサーシップ」という支援活動を行っている。子供たちの健やかな成長を目指して、地域の人々とともに衛生環境や教育環境を整えたりする活動だ。
全世界の発育不良の子供の約42%がインドに暮らすというデータもある。今回訪問した地域でも子供たちの栄養不良が大きな課題の一つで、2009年から支援を行っている。
≪子供の栄養不良 支援が根源から解決≫
栄養不良の子供の支援と聞くと、物資を届けるイメージを持つかもしれない。しかし、私たちの活動はもっと長期的な課題解決を目指している。
この地域で子供が栄養不良になる背景には、土地を持たない農民の貧困、男性のアルコール中毒、女性の立場の弱さなどの問題がある。こうした問題に対する支援活動の状況について、現地スタッフから具体的な成果を示すデータとともに説明を受けた。