【本の話をしよう】
12月に入り、いよいよ足音が聞こえてきた。そのフォース、あなたには感じることができますか? 「スター・ウォーズ」シリーズの最新作「フォースの覚醒」が18日の18時半に世界同時公開されるのである。
正直いって、僕個人は日々そわそわしている。旧新6本の劇場版だけでなく、CGアニメーションで描かれた「クローン・ウォーズ」も全て見ているし、ルーカス・フィルムがディズニーに売却された後にスタートした新しいアニメシリーズ「反乱者たち」も欠かさずチェック。アソーカ・タノの復活に歓喜している男だ。待ち遠しくないはずがなかろう。
ところが、世の中にはその熱狂に対してずいぶん醒めた視線を持つ人や、単純に「??」とよく分からず呆(あき)れている人がいることも知っている。「あの映画を見ると何故だか、必ず眠くなるのよ!」という女性にも会ったことがある。けれど、まったく「スター・ウォーズ」のことを知らないかというと、決してそうではない。彼女だって「金ピカの変なロボットが出てきて、光ってる剣でチャンバラをやる宇宙の映画よね」くらいは言える。