COY11 Tokyoが開催される2週間前には、パリで同時多発テロ事件が発生した。イベントを主催したCYJは当初、パリでのCOP21に15人のユースを派遣する予定であったが、中止せざるを得なくなった。現地で開催予定のCOYも中止の可能性があった。しかし、結果として9都市全てでCOYが無事開催された。
世界では国同士の争いや宗教間の対立が激化し、テロ事件が相次いでいる。しかしながら、COY11 Tokyoでは世界各地から参加したユースが、気候変動に関する問題意識の共有にとどまらず、価値観も共有することができた。
3日間のプログラム終了後には、日比谷公園で「アースパレード2015」を行い、連帯を行動で示した。また、すがすがしい青空の下、寒さを吹き飛ばすように行進し、その後に開かれるCOP21で世界から集まる各国のリーダーが気候変動に立ち向かってほしいというメッセージを送った。
実行委員会のもう一人の共同代表である西田理紗さん(上智大学外国語学部4年)は「日本ユースができる最大限のことをやろうと思った。無事に開催できて良かった」と喜びを語った。