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声の饗宴による圧倒的エネルギー 「合唱で聴くオーケストラとオペラの名曲」 月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」4月号 (3/3ページ)

2016.2.24 13:30

ベルディの歌劇「アイーダ」第2幕凱旋の場(2009年10月、メトロポリタン歌劇場公演、ソーニャ・フリゼル演出)Photo:Marty_Sohl/MetroporitanOpera(提供写真)

ベルディの歌劇「アイーダ」第2幕凱旋の場(2009年10月、メトロポリタン歌劇場公演、ソーニャ・フリゼル演出)Photo:Marty_Sohl/MetroporitanOpera(提供写真)【拡大】

  • 月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」4月号

 「第九」は、ロマン派以降の作曲家に大きな影響を与えた。合唱を交響曲の中に大胆に取り入れた作曲家にマーラーがいる。交響曲第2番「復活」、第8番「千人の交響曲」などがある。1910年、ミュンヘンで初演された第8番は、4管編成の大オーケストラに加え、独唱者8人に合唱団2つと少年合唱団という数百人規模の演奏家を必要とする。「この音楽は沸騰するエネルギー感という点では、マーラーが書いた作品の中でも屈指であり、たとえ意味が分からなくても、声の饗宴(きょうえん)には圧倒されるしかない」とドイツ文学者の許光俊氏は記す。

 特集では、オーケストラ曲でナチスによるユダヤ人虐殺を扱ったショスタコービチ「交響曲第13番『バビ・ヤール』」、オルフのカンタータ「カルミナ・ブラーナ」、バッハの宗教曲「マタイ受難曲」など多くの作品を取り上げている。(月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」編集長 江原和雄/SANKEI EXPRESS

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