【プロ野球】「満塁男」新井が走者一掃

　プロ野球は22日、各地で4試合が行われ、阪神は4-2で巨人を破り、勝率を5割に戻した。

　巨人の先発は今季、4戦全敗と苦手にしているポレダ。その左腕から初回、新井が3点適時打を放った。2死満塁の場面で狙い澄ましていたように初球のストレートをフルスイング。鋭い打球は一度前進した中堅手、立岡の頭上を越え、走者一掃の二塁打に。塁上で大きく手をたたいて、「満塁でしたので、積極的に思い切って初球を打ちにいきました。自分のスイングができました」と喜んだ。

　新井は試合前までの53試合で打率.188、1本塁打。しかし、満塁の場面では5打数4安打、6打点と勝負強さを発揮する。2013年には3本の満塁弾も放っている。今季5月6日の中日戦（甲子園）でも、九回2死満塁からサヨナラタイムリー。前夜は無安打に終わったが、この日も先発メンバーに抜擢してくれた和田監督の期待に応えた。（SANKEI　EXPRESS）