【CAのここだけの話♪】〈シンガポールで笑顔〉会話も食もコトバで広がる輪
SankeiBizの読者の皆さんだけに客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第13回は、シンガポールの航空会社で日本人CAとして乗務5年目の斎賀結がお送り致します。
皆さまはじめまして。シンガポールは建国52年目の若い国。ですがアジアのハブ空港であるチャンギ空港があり、またビジネス拠点しても有名です。観光であれば、マリーナベイサンズ、小さい国にも関わらず、ユニバーサルスタジオがあったり。SankeiBizの読者様の中にはすでに何回かお仕事で来られたかたも多いかもしれません。今回はちょっとディープなシンガポール滞在にしていただけるよう、覚えておくと便利な「シングリッシュ」やおすすめごはん、ラストにはおすすめお土産情報もございます。
▽難易度の高いシングリッシュ
訓練当初はさっぱり聞き取れなくて、英語のはずが中国語にしか聞こえなかったシングリッシュ。「英語が公用語なんて嘘だ!」と怒りさえ覚えた1年目(笑)。嬉しいかな、悲しいかな。5年目となった今は反射的に口から出てくるように。現地採用クルーが多いうちの会社ならではの恩恵を受けました。今では綺麗な英語よりも親しみやすさを感じます。ちなみにシンガポール人はシングリッシュとBritish Englishをきちんと使い分けられるかたも多いです。さらに中国語もできるのでうらやましい限り。
ではここでシングリッシュを少しご紹介しましょう。
シンガポールの公用語は英語、中国語、マレー語、タミール語なのですが、基本は英語です。ですが主に中国語、マレー語の影響を強く受けて混ざり合ってできた独特の英語が「シングリッシュ」です。たとえば「thank you」はシングリッシュになりますと「テンキューテンキュー」(後ろも強くアクセント)。「OK!」は「オッケーラ!」または「Can(キャン)!」でもいいですね。
ビジネスに使っていただけそうなものであれば、「ご飯に行こうか!」と切り出すときは「Let’s go Makan(レッツゴーマカン)!」です。「マカン」はマレー語で「食べる」という意味。発音はカタカナ英語に近いです。是非次来られた時、試しに使ってみてください。日本人がシングリッシュを話すとレア感があるのか、すごく喜ばれます(笑)。その後の会議や商談がスムーズにいくかも?
ちなみに、私はフライト先の国を含め、旅の前にはいくつかの「挨拶」と「ありがとう」の言葉は覚えていくようにしています。そうすることでもっとその土地に馴染んだような気分になりますし、お店の人と仲良くなれたり、(中国などでは金額交渉しやすくなったり…笑)お相手の笑顔も垣間見れたり、思わぬ会話が弾みいい情報を頂けたり、いいことづくめ。きっとより思い出深いステイになること間違えなし。
▽さあシンガポールで何を「マカン」?
とってもローカルな大衆食堂「ホーカーズ」はご存知ですか? ところ狭しと小さな露店が並び、インド、タイ、マレー、中華、日本、韓国とバラエティー豊かな料理を低価格で味わえます。早くて安いのが魅力! テーブルもシェアだったり、基本的に屋外にあり冷房もない場合が多く、スープや麺を食べれば一瞬で汗ダラダラに(笑)。
これもディープなシンガポールならではの体験ですよね。でも毎食だとちょっとさすがに疲れちゃいます。私も来星(シンガポールに来ること)当初はよくお世話になっていました。こんなに安くご飯が食べられるなんて、と感動していました。
とくに訓練中の時は、野菜摂取したくてよく食べていたのが「Yong Tau Foo(釀豆腐)」。カウンターには空芯菜やトマト、ナス、わかめ、オクラやすり身や卵などが並んでいます。好きな具材を大きなボールに入れていき、あと麺の種類(なしでもオッケー)を選び最後に塩味のスープが投入されます。旅行や滞在中の野菜不足解消にぴったりな一品。一杯約5ドル(約420円)程度です。綺麗な場所でエアコンの下がいい!という方はオーチャードのアイオンのフッドコートやチャンギ空港ターミナル3にもあります。少し割高になりますが、ほぼ同じ物が楽しめます。
ローカルな話をしましたので、ちょっとだけ高級ネタも(笑)。これから紹介するお店はできれば教えたくない私のお気に入りの広東料理のお店。「リーバイ(李白)」というシェラトン・タワーズシンガポール・ホテルの中にあります。
ランチが特におすすめでぷりっぷりの本格的なおいしい飲茶(2個入り)4.8ドル(約400円)より楽しめます。客層はビジネスマンからシンガポールマダム、日本人駐在の奥様が多いです。お店も高級感があって洗練された感じ。ドレスコードもスマートカジュアルと決められているみたいです。シンガポール人にも超人気店とあって予約は必須。私もこれまで3回ほど行きましたがお昼の12時だと一週間前でもいっぱいで、仕方なく1時に変更となる。それでも行く価値アリ!な私のイチオシレストランでございます。
ちなみにお店を選ぶ際ですが、店内にシンガポール人客が多いかどうかで選ぶと失敗しません。世界のトップクラスの料理が食べられる彼らの舌は肥えています。迷ったら現地人が多そうな店を選んでみてください。
▽MAKANのあとはシンガポールのお土産探し?
東京23区ほどの規模の国(電車で端から端まで約一時間半でしょうか)で、ほぼすべて外国からの輸入に頼っているため、シンガポール産なんてなかなかお目にかかりません。そんな中、シンガポール発祥のブランドとして観光客の方にも有名なのがお茶ブランドの「TWG」。(お茶葉は世界各国からのもの)金ぴかの店内にはたくさんの種類のお茶が置いてあり高級感たっぷり。た~くさんお茶があってタイプもいろいろ。スマイリーな店員がいろいろオススメしてくれるほど香りがわからなくなり、悩みますよね(笑)。
でも大丈夫! 次は迷わずスパッと「GRAND WEDDING(グランドウェディング)」を是非買ってみてください。私の友人が来た時や、同僚とお茶したときもみんなに大好評のお茶です。上品なフルーティーな香りで幸せな気分になれます~。しかも白い素敵なパッケージ。女性へのお土産ならこれでパーフェクト! 名前もとっても縁起がいいですね。ちなみにここのマカロンも美味しいです。私のお気に入りはローズとパッションフルーツ。濃厚な味を楽しめます。お茶と一緒にいかがでしょうか。私が帰国する際は「必ず買って帰る!」と決めている一品です。
ちょっとディープなシンガポール情報を目指し紹介させていただきました。いかがでしたでしょうか? シンガポールはもはや私にとってセカンドホーム。このあと、わたしが客室乗務員を辞め、日本に本帰国したあともまた訪れたくなる若くて不思議な国です。初めての方も2回目以上の方も(シングリッシュを頭の片隅において)ぜひお越しくださいませ。
※ご紹介したお店やお土産などの情報は掲載時点のものです。予めご了承ください。
【プロフィル】斎賀結
さいが・ゆい 大学卒業後、ヘアメイクを目指し専門スクールへ通う。ブライダル関係会社に就職後も海外で英語を使い、働く夢を捨てきれず現在の航空会社に転職。今年で五年目となる。趣味は旅行、美容研究、乗馬、写真。
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このコーナーはエアソルに登録している外資系CAが持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。内容は随時更新します。エアソルはPR、商品開発、通訳、現地リサーチ、ライター業務等、現役CAの特性を活かせるお仕事を副業としてご紹介しています。